「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2014 群馬V(二日目)

翌朝。

まだ寝ぼけてます(笑)。
朝の光の差し込む廊下。
敷地内の至る所で源泉が湧いてます。

万座は、国内では活火山の火口に最も近い温泉の一つです。
朝食はいちいち献立を紹介するのもアホらしくなるような、如何にも山小屋っぽい内容。

ハムは必須アイテムと申せましょう。
あとは笹かまぼこやら山菜やらなめこおろしやら。。

このビミョーなチープ感がいいんですよ。
草津白根山の活動が高まっており、お客さんの入り込みにも影響出てると思われます。
見事に完食!
古い様式を保ったままいつまでも続いて欲しいですね。
昨日の天気が嘘のように晴れ渡っています。
青空に吸い込まれるように枝を伸ばす落葉した白樺。
朝日の中、噴気地帯からは濛々と湯気が上がってます。
これ、等倍で見たら感動しました。

呆れるほどに高精細。
かつてボロボロの自炊棟の並んでた一帯はスッカリ更地になっちゃってました。

今こそあの風景を再生すべきだと思うのですが・・・・・・。
草津白根ルートを下ります。

火口縁を見る限りではそんなに活動変化があるようには見えないんですけど・・・・・・。
紅葉もそろそろ終わりが近づいてます。
そうしてやって来たのは、草津シズカ山スキー場跡。
リフトの滑車が悄然と残ります。
ここから白根硫黄鉱山跡を目指そうとしましたが、ブッシュがひどくて断念。

もっとチャンとした山登りの装備で来るべきでした。
さらに西に行ったところの石津硫黄鉱山跡を目指します。

ちなみに走った県道は旧・草軽電鉄の廃線跡に沿ってました。
うわ〜、単なるボサボサした山の中やんか!
しかし、歩き回ってるとコンクリートの建物の基礎なんかがあります。
廃墟探索は秋よりも春先だな〜。
色んな人工物が残ってるんでまぁ間違っちゃないんでしょうけど・・・・・・。
やはりここも探索にはもっと重装備で来ないとあきません。
少し曇って来ました。
2タテで収穫なし
仕方なく「つまごいパノラマライン」っちゅうのを行きます。

要はキャベツ畑の中を行く広域農道です。
しまった!この奥に上信鉱山焼成炉跡があったんだ!と気付いた時には後の祭。
下ると相変わらず紅葉真っ盛り。
アップで撮るのもいいですけど、こぉゆう全山紅葉ってやっぱしすごい。
ただ、実は真っ赤って自然には少ないんですよ。
ちょっと黄色から枯葉っぽい茶色に変わりかけてます。
湿度が高いのか、若干透明感がないかも。
それでも見事見事。
思えば嬬恋付近は案外これまで抜けてたんで、もっと力入れてみようかな?
何だか今回の旅、最初から最後まで紅葉でした。
駄文でも書いた通り、モノクロームの世界がやって来る前に・・・・・・
神様は色彩の氾濫をしばし見せてくれてるのかも知れません。
そんな風にでも思わないとこの風景は説明が付かないと思います。
落ち葉の上にやがて今度は雪が降り積もります。

冬はもう、すぐそこです。
ちょっと夜に用事があったので、後は一路東京に戻りました。

ちょっと後半が地味すぎましたね。お粗末さまでした。
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