「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2021 岐阜~愛知(初日・後半)

降りしきる氷雨の中、次の目的地に到着。
何書いてあるかサッパリ分かりませんねぇ。

とても謎めいた雰囲気のココは「朝鳥明神」と呼ばれる一種の聖域です。
ウソかマコトか、その創建は4世紀ごろとも言われるそう。

極めて古いアニミズムの形を残しており、社殿等はなく、ただ禁足地が広がってるだけです。
この奥に「太陽石」なる巨石があるみたいなんですが・・・・・・何だか草ボウボウで良く分かりません。
今でも冬至の日には祭礼が行われてるらしいです。

でも、私としては何でもかんでも太陽の方角とかと紐付けて考えるのは否定的ですね。岩の割れ目の方角がどぉとか。
このようにいくつかの岩には注連縄が巻かれていました。
磐座、っちゅうよりはこの全体が磐境になってるんかなぁ~?って気がします。
ともあれひじょうに謎めいてリチュアルでトライバルな空気の溢れるココ、もちょっと天気が良ければなぁ~・・・・・・。
続いては本日の最後の目的地、横蔵寺に到着。

余談ですが、この奥の今はダムに沈んだ徳山村を地図で見てて、「狂小屋(きちがいごや)」っちゅう地名を見付けた時は衝撃でした。
地面一杯に拡がる紅葉、って何か好き・・・・・・もうすぐ自分が「濡れ落ち葉」になるからかな?(笑)
ここは西日本では珍しい即身仏の寺として有名です。
その名を妙心上人といい、背後の舎利堂に祀られてるのですが、残念ながら到着時間が遅すぎて閉まっちゃってました。
ちなみにここより西で即身仏といえば、京都の阿弥陀寺しかありませんし、そちらは完全非公開となってます。
すんげぇ雑な・・・・・・もとい単純化された案内図。

却って分かりにくい。
ちょっとしかし時間が遅すぎましたねぇ。

その分人が殆どいなくて落ち着いて回れましたけど。
それにこの雨!

寒い、っちゅうねん。
西美濃三十三霊場の一番みたいですね。

思えばこうした巡礼ツアーって、スタンプラリーみたいなモン。
仁王門のマストアイテムとも言える巨大草履。
暗くなりかけた中の紅葉には独特の、凄惨とも言える美しさがあるように思います。
即身仏が見れなかったのはホンマに残念。

・・・・・・ま、今日は春日鉱山をじっくり見れただけでもヨシとしときましょう。
それに、岐阜くらいならこれからも来る機会はあるでしょう。
・・・・・・って、あんましユックリもしてられません。

遅れ気味なのにちょとスケジュール詰め込み過ぎました。
ホント、コロナのせいで色んなモンが狂ってしまった気がします。
旅行のカンまで狂ってしまった・・・・・・。
思えば、地面を埋め尽くす落ち葉って良く撮ってるかも知れないです。
特にこうして雨に濡れてややくすんだ色の紅葉って、何とも美しい気がするんですよ。
暮れかけた中、朱塗りの橋だけが浮かび上がったように鮮やかに見えます。
・・・・・・で、いきなり旅館。暖かい部屋に入れてとにかくホッと一息。

この「いのりちゃん」ってこの地のマスコットキャラみたいですね。シブいわぁ~。
すぐにガソリン注入!
思えばまったく撮影敢行できんかったがな・・・・・・。
とにかくまずは風呂や風呂や!
・・・・・・いや、ま、温泉でもなんでもいないんですけどね。
先客アリで内部の様子の撮影は断念。

別浴のタダの旅館の風呂撮ってもしゃぁないですし。
あ!今夜の宿は、谷汲山華厳寺の門前にある料理旅館松本屋ってトコです。
門前宿らしいワリと小規模なこざっぱりした旅館ですね。
そんなんはともかく次はメシやメシや~っ!
付出の小鉢はお浸し。
ケッコー珍しい、イワナの握り。

川魚好きには堪らない味です。
他にも数組お客さんがいるみたいです。
イワナの刺身。
イワナの塩焼・・・・・・そう、「岩魚フルコース」ってのにしてみたんですよ。
イワナの甘露煮。

川魚系の甘露煮って美味いですよね~。
イワナの唐揚げ。

チャンと骨煎餅まで付いてるのが嬉しい。
箸袋にこうしてご当地ソングの歌詞を載せるのって、古き良き行楽の香りがして好きかも。

調べてみたところこの「谷汲音頭」、昭和49年に三橋美智也・美山まち子でレコード化もされてるみたいです。
ご飯はキノコご飯でした。
ナカナカ上品な吸い物。

どの料理もさすが料理旅館を名乗るだけあって、とても美味しかったです。
漬物はもう一息かな?
そいでもってフルーツ。

上から反時計回りに柿、キウイ、シャインマスカット・・・・・・までは分かったんですが、右のが謎でした。
これは他のテーブルに置いてあった料理。

長旅の疲れ+ちょと呑み過ぎでこの辺から記憶が怪しかったりして・・・・・・ともあれ明日は山を巻きながら犬山方面に向かいます。
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