2017 信州(二日目・前半) |
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翌朝、雨は上がってるものの、周囲の山々は深い雲に覆われてます。 |
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いつものパターンで単焦点散歩に出掛けはしますが、ちょっと天気が心配で憂鬱。
実は発達した台風が日本に接近中で、明日には強風域がこちらにも差し掛かりそうな状況なんですわ、これが。 |
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ホンマこんな児童公園、税金注入してまで作るなよって言いたい。 |
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梓川は濁りに濁って川幅も広がってます。 |
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この辺でやたら見掛ける謎の看板。
最初はバス停の標識かと思いました。 |
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かぁ~っ!・・・・・・こりゃ気が重いなぁ~。
見ようによっては山水画のような風景なんでしょうけど。 |
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旅館に戻って来ました。
何となく役場っぽい外観・・・・・・って、この生坂村、役場や郵便局・警察・消防署・学校等の公共施設がこの近辺のほぼ一ヶ所に固まってます。 |
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日本有数の教育県らしく、高学年になるとみんなスゲェのん書いてますな・・・・・・って、旅館にこれを貼られても感慨に困るんですけどね。 |
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そうそう、風呂について触れませんでしたけど、これはもう単なるスパでした。
おらぁボロくったって鄙びたのが好きだなぁ~・・・・・・。 |
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そんなこんなで朝食の時間になりました。 |
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漬物。 |
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モロッコインゲンの胡麻和え。 |
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納豆・・・・・・と、昨夜のメニューからすると随分プレーンな印象。 |
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梅若ジャコ。 |
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昆布の佃煮・・・・・・だったかな? |
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山牛蒡の唐辛子味噌。 |
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サラダ。 |
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塩鮭と玉子焼・・・・・・二大私の大好物ぢゃあ~りま温泉!
梅干も付いてますね。 |
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味付海苔。 |
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味噌汁。 |
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ヨーグルトのブルーベリージャム添え。 |
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メロン。 |
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ヨユーで完食!・・・・・・はいいんですけど、とにかく天気が気懸りです。 |
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貞子の後姿(笑)。
何はともあれ天気の様子を見ながらユルユルと出発することにします。 |
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あ!大分と陽が射してきました♪
私たち、悪運が意外に強いのかも知れません。 |
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そんなで本日最初の目的地、南に30分ほど走ったところにある岩州公園に到着。
GoogleMapをボーッと見てて何となく気になってリサーチしたスポットです。 |
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・・・・・・と、サラッと書きましたがココ、ハッキシ言って公園とは呼べんですわ。
実態は単なる山の上の遊歩道と呼ぶには険しすぎる山道です。 |
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危なっかしい木橋を渡ったところにある「蛇岩」。 |
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この辺も一面松茸山になってまして、あちこちに立入禁止の看板が。 |
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そして昨日と同じく修験の香りのする岩場が点在してます。 |
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え~っと、ここは「猿ヶ城」だったかな? |
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結構ハードな山道続きで暑い暑い。 |
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お!ますます晴れて来ました! |
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信じられないことに、明治時代くらいまではこの山の稜線伝いの道が街道筋だったそうです。 |
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実は、少し下ったトコにある「薬師堂」ってのに行ってみたかったんですが、どうしても道が分かりませんでした。
信州の真の投入堂は多分コイツだろう、って睨んでたんですが・・・・・・。 |
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こんな説明看板は要らんから、薬師堂への道をハッキリさせてくださいな。
ホント、教育委員会ってボードメンバーがしょうもなさすぎるのか、日本全国やることなすことスカタン多い気がしますね。 |
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雨上がりのせいか色んな茸が生えてます。 |
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なんかこれは食えそうですね。 |
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これも・・・・・・試す気にはなれませんけど。 |
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俗に群生してるのは安全で一本で生えてるのはヤバい、って言いますよね。 |
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端まで行くとさらに雄大な景色や巨岩があるみたいなんですが、かなり時間が掛かりそうなのでちょっと行ったところで引き返しました。 |
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スタスタ歩くだけならまぁ時間はあるんですけど、我々の場合寄り道がありますんで・・・・・・(笑)。 |
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昔の人はこんなところを普通に往来してたなんて俄かには信じられませんね。
余談ですがこの一枚、超広角らしく撮れて気に入ってます。 |
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公園入口付近に立つ鳥居が気になって山を少し上がると、ウワワ!
またもや懸崖造り!ここも完全にノーマークで吃驚仰天。 |
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肝心の神社は何ちゅう小ささ!(笑)。
山ノ神のようです。多分本来の社殿は倒壊しちゃったんでしょうね。 |
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でもって、懸崖造りのこちらはやはり神楽殿みたいです。
ホント、神楽殿と懸崖造りの相関関係って何なんでしょうね? |
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これ、すごく分かりにくいですけど、黄色い茸が見事に円周状に生えてます。
茸って菌糸が円周状に広がって行くんで、こうして丸く生えるのが正しい状態なんですが、こうも見事なのは初めて見ました。 |
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あ、もちろん適時適所を見付けては撮影活動に勤しんでまっせ・・・・・・と(笑)。 |
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神楽殿の内部ってどこも同じような構造です。 |
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あ!いつの間にかリュックにバッタが。 |
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崖っちゅうよりは露出した大きな岩の上に建てられてることが分かります。
思うに、下の岩こそが本来の神楽を舞うステージだったのかも知れません。 |
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ここはついでで何となくちょっと上がっただけだったのに拾い物な感じでした。 |
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ちなみに岩州公園、今はこうして山の稜線付近に悄然と神社や地蔵、御堂が残るだけですが、かつてはこの近くにまで集落が広がっていたようです。
それが証拠に、かなり山の上の方でも石垣があったりします。 |
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日本の地方はホント、あと20年持たないかも知れません。 |
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さて、こうしてギャラリー観られたからってここは安易に目指さない方が良いと思います・・・・・・行っといて言うのもなんですけど。
とにかく険しいし、クルマでのアプローチがとにかく大変です。道の両側が切れ落ちてる場所があったりしてメッチャ怖い。 |
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途中、ここも懸崖造りではないかと睨んでる富蔵山観音堂ってのに行こうとしましたが、道の険しさと意外に距離がありそうなのでパス。2ヶ所連続はキツいっす。
それで一気に姨捨駅へ。 |
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そもそも今回の旅は「篠ノ井線のスイッチバックをこの眼で見たい」ってトコから始まったワケでして。 |
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奥が本線の終端部。
今は変電所が立ってますが、かつては下りで止まれなくなるっちゅう事態に備えて上り勾配になって終わっていました。 |
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・・・・・・と、アツくスイッチバックについて語るのですが、も一つピンと来てない様子。 |
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背後に見えるのは善光寺平。
分かりやすく言うと長野市内ですね。 |
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・・・・・・と、松本からの電車が坂を下ってやって参りました。 |
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まずはホームに入線。
寂しいコトにたったの2輌しか繋がってません。 |
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折り返すように出発した電車は複雑に渡り線を通って引上線に入って行きます。 |
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そしてポイントが切り替わるとすぐに再び折り返して長野方向へとさらに下って行きます。 |
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これだけ見たにもかかわらず、それでもスイッチバックの意味がまだ分からない様子。
「何でココまでして停めんとアカンのん?」とか言ってます。
たしかに今の時代、ここまで頑張って水平を確保する必要ないですモンね。 |
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先人たちの努力もこれではねぇ・・・・・・。 |
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それでもこの篠ノ井線にスイッチバックが現存する理由はただ一つ、今でもそれなりに長大な貨物列車が通っており、離合があるからです。 |
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篠ノ井駅も今では駅自体が立派な観光スポットで、綺麗に駅舎が整備されています。
何と!あの超豪華寝台列車「四季島」も停まるそうです。 |
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富蔵山観音堂を飛ばしたのは若干惜しい気もしましたが、後半はさらに北上を続けます。 |
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