「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2013 山梨U

秋も終わり近いある日、早朝の道志みちを遥々越えてやって来たのは・・・・・・
・・・・・・山中湖近くにある石割神社。

ここもまた巨石スポットとして超有名。
生憎、天気はイマイチで、霧が掛かっていました。
ここはとにかく階段が長いことでも有名。

出だしからいきなり階段連続!
ヨメは全然息が上がってませんが、私は既にゼーゼー荒い息。
ひぇぇぇぇぇ〜〜っ!
それにしても、至る所で紅葉しています。
道の分岐点でちょと休憩。
これで晴れてたらもっとスッキリするんでしょうが・・・・・・昔の日本人は、紅葉はちょっと曇り日くらいを良しとしてたらしいですね。
何だか良く分からない植物。

モズの早贄かと思った・・・・・・。
あ、ちなみに予め申し上げますと、今回はこんな写真ばっかです。
向かいの山も全山紅葉してますね。
もうあと2週間早く来てればもっと凄かったかも。
注連縄の貼られた岩。

目的地はそろそろでしょうか。
こんな風に露出明るめでフワーッと撮るのも良いかも知れません。
それにしても意外なまでにここ、紅葉の名所かも知れません。
真っ赤よりこれくらいオレンジっぽい方が好きかも。
「桂の御神木」だそうです。
到着!

スゴッッ!!
巨石の裏は通れるようになってます。
こんな感じ。

三回くぐると願い事が叶うとかナントカ・・・・・・。
割れ目が漢字の「石」に似ている、と言われます。

そぉ言われれば印鑑の隷書っぽいかも。
全景はこんな感じ。

左側の拝殿はお社程度の大きさ。
由来書き・・・・・・天岩戸伝説がどぉたらこぉたら、と。
下から見上げてみました。

ちなみに滴り落ちる水は眼病・皮膚病に特効ありと言われてるそうです。
そろそろ下りることにしましょう。
いや、巧みにハイカーが入らないように撮ったんですが、実は次から次にグループが上がってきます。
再び桂の御神木の横を通って・・・・・・
一面の紅葉の中を下って行きます。
紅葉の微妙な諧調はこんなちっこい画像では全然伝えられませんね。
間違いなくこの山も古代信仰の名残が神社という形で残ったものと思われます。
ただ、神社以外のポイントの石はいささかショボいような・・・・・・。
たしかにこんな曇り日の方がハデ過ぎず、深みが感じられるような気もします。
今回はポートレートショットばっかしですね。
留袖の柄みたい(笑)。
下りは下りで疲れます。

運動不足はあきません。
予想以上に時間を食ってしまいました。
紅葉は大量に撮ったんで、これもその内、別途アップすることにします。
所謂「透過光ショット」です。
平日だったらもうちょっと頑張っていろいろ撮ってたと思います。
ようやくクルマ置いた場所まで戻ってきました。
紫色の粒々が清涼剤っぽい。
見事なまでの紅葉でしたが、天気はイマイチのままでした。
いい加減歩き回ってハラ減ったんで、甲州名物「ほうとう」の店に入ります。
まぁ要は「味噌煮込み野菜うどん鍋」ですな。

洗練されてない野暮ったさに滋味がある、とでも申しましょうか、かなり好きです。
ハラ一杯(笑)。
そのまま北上してやって来たのは、何年ぶりかのココ。
・・・・・・忍野八海。
一番大きな池の畔にて。

何だか来るたびに周囲の土産物屋がニギヤカになってってるような・・・・・・。
富士の伏流水が数十年かけて大量に湧出する・・・・・・ただそれだけっちゃそれだけなんですが。
しっかし何てーか、ちょとガッカリしました。

「観光資源を壊すのは地元民の強欲」という悪い例を地で行ってます。
そう思うと、こうした演出も急にあざとく思えてきました。
湧水だけが滔々と溢れ続ける・・・・・・それだけで十分なんですけどね。
思えば、ここで初めてヨメを撮っったのはもう20年以上も前。

何だかんだで良く頑張る私たち(笑)。
忍野八海・・・・・・ともあれこれ以上俗化が進まないことを祈るばかりです。
さて、ここから小菅村の松姫峠を越えて奥多摩に下るというルートで帰ったんですが、途中の山道でヨメがクルマ酔いして大変。

奥多摩の幻のロープウェイ等、課題を残しながらの旅となりました。
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